「蓼藍の生葉染め」を体験してきました
2020年に廃校になった石狩の旧聚富小中学を買い取り、統合医療を基盤とした持続可能な、人と地域の健康を支えるコミュニティの拠点として“ひびきの丘(北海道統合医療研究所)”があります。
今年、長年使われていなかった畑を耕し、手で初めて作ったぼかし肥料を土に混ぜ7月に蓼藍を定植。丁寧なお手入れですくすくと育った藍で生葉染めのワークショップが開催されたのです。
藍染めと聞くと藍の葉を「スクモ」という状態に加工し、発酵させて染料にする「建て染め」というやり方がイメージにありましたが、新鮮な藍の葉をそのまま使って染める方法があるのですね(^^) 最近は、自ら藍を栽培して、その生葉で染めようという人たちが増えているそうです。生葉染めでは、木綿や麻は染まりませんが、動物繊維の絹や羊毛をきれいな水色に染めることができます。平安時代の十二単衣も生葉染めだそうです
収穫した藍を葉と茎にわけて、葉と水をミキサーにかけて濾した汁で藍染めです
ご用意いただいたシルクのストールで染めます。染料としてはミキサーにかけて30分が限度とのことで、好みの色が入るまでギュッとギュッと揉みこみ、絞って空気に触れさせて色を出し、また液の中で揉みこみ、、を繰り返します。水で優しく洗い流し、酢を入れた水で色止め。さらに水で洗って日陰干し。んー、綺麗なジャパンブルーに染め上がりました
亀田 悦子さんの藍のお話も、亀田さんの藍への思いが伝わる深くありがたいお話
藍は薬草でもあるので、使った葉は 「食べる藍」として、今とても注目されているそうですポリフェノールや抗酸化作用など、たくさん効能があるそうで調べてみようかなと思いました。時間の都合、この日の藍ランチには参加できませんでしたが、染め終わった藍をいただいてきたので、自宅で色々と試すのが楽しみ 来春から庭でも藍を育ててみることにしました
明日はお寺さまの婦人会にお呼びいただき、匂い袋つくりの香習会の開催です。皆さまに楽しんでいただけますように(^^)
お香の調合体験会は随時開催いたしております。お気軽にお問い合わせくださいませ。