「統合医療と植物療法セルフケア講座」を受講してきました。
昨日は、ひびきの丘にて開催された第2回「統合医療と植物療法セルフケア講座」の「ホリスティックヘルス塾」を受けてまいりました。
午前中の講座を担当されるのは東京在住の山田智子さん。とてもお忙しくご活躍の方で全国を飛び回っているイメージです。
そんな山田さんは、ご自身の化学物質過敏症や実際の医療現場で長年多くの患者さんの声を聞き、これからの時代を健やかに生きていくためには、広い視点から「健康」を捉えていく健康観が大切だとお話なさる言葉にとても実感がこもっていました。
ありがたいことに私の周りには変わった方が多く(笑)、健康になりたければしっかり自分で勉強しなさいというお医者さまが多いのです。
日本人は医師を偉く捉えすぎで「医師の言うことはすべて正しい。医師を信じ、その指示に従うことが正しい。医療者を「神のような存在」と期待して、自分の「からだ」を任せっきりにしてしまう」方が多いそうです。確かに私も20年前まではそうでした。お医者さまは病気を治してくれる人、私は病気でいたわってもらう人だと(笑)自分で病気を治すためにそもそもの原因を考えたり、生活を改善したり、物事の考え方を変えたり、、、と努力もせずに。しまいには治らないと医師のせいにしてドクターショッピングしたり(^^;)
ホリスティック医学とは、人間を構成しているのは心と身体、また臓器だけではなく、魂(霊性)や環境から人間の本質そのものを捉え、治療へとつなげていく医学観のことを指します。そして、このような考え方を取り入れた代替療法を行うことで、人間誰しもが持つ自然治癒力を高めることが期待できるというものです。
先進医療(西洋医学)の手術も必要なこともありますが、東洋医学のような伝統療法などで長期的に「からだ」を変えていくこともチョイスできるという、自由さも良いと感じました。健康な状態、病気の状態に関係なく、人間の「からだ」というものは、常に全体的にとらえる必要があって、その「からだ」とは、肉体・精神・心・霊魂の総体であり、すなわち人間そのもの。なので健康、あるいは健康破綻としての病気について考えるということは、人間について考えるということだそうですよ。自分の「からだ」は自分で守るためにも大切ですね。
1:ホリスティック(全的)な健康観に立脚する
人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との 調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。
2:自然治癒力を癒しの原点におく
生命が本来、自らのものとして持っている「自然治癒力」を癒しの原点におき、 この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とする。
3:患者が自ら癒し、治療者は援助する
病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。 治療よりも養生、他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを 改善し、患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。
4:様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う
西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学・ 心理療法・自然療法・栄養療法・手技療法・運動療法などの各種代替療法を、総合的・ 体系的に選択・統合 し、最も適切な治療を行う。
5:病の深い意味に気づき自己実現をめざす
病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとらえるのでなく、 むしろその深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感の ある自己実現をめざしていく
NPO法人 日本ホリスティック医学協会によるホリスティック医学の定義 HPより
ご参加の皆さまもとても嬉しそうな表情で聴かれていました。ピーンと来られた方はひびきの丘、要チェックです(^^)
ホリスティックの講義のみならずイベント目白押しです。