淡路島と四国へ、お香と水引の研修旅行に行ってきました
またまた久しぶりのアップとなってしまいました。14日より旅行を楽しんで参りました。
まずは、日本で最初に香木(沈香木)が伝来したと伝わる枯木神社へ(諸説あり)。御神体は、香木です
香木の伝来は、日本書記の巻二十二に記されています。西暦595年(推古天皇の時代)に、淡路島に流木が流れ着き、島民が流木を見つけて持ち帰りました。薪の代わりに使おうと釜戸で火をつけると、素晴らしい香りを漂わせました。島民は朝廷に献上したとき、聖徳太子が摂政でした。聖徳太子の伝記「聖徳太子伝略」に流木の記述があります。聖徳太子は流木を香木(沈香木)と見抜いて、手箱と観音像を作ったとされています。
地元では、別の言い伝えも残されてるようで、漂着した流木を切ろうとしると祟りが起きたそうです。祟りを恐れた島民が沖へ流したが、何度も戻ってくるので社を建立してお祀りしたといわれています。
香司として訪れたい地に立てて感動でした。
海を見ながらのランチをいただき、老舗お香屋さんを訪問お線香の制作過程も売店から見れました
鳴門海峡を渡り四国入り。この日は大潮ではありませんでしたが、あちこちで渦潮が
この日の宿は、さらに移動して香川県の金比羅さん麓の琴平温泉
ホテルのシェフが卓越した技能者(現代の名工)に選出されたとのことで、夕食が凄かった天ぷらや、おまけメニューの写真を撮るのを忘れました美味しかったぁ。
2日目。
琴平をあとにし、深い山間を抜けて徳島の伝統文化の阿波藍の里へ。
吉野川に沿ってうだつを揚げた藍商人の街が残されていました
そこから、愛媛県の四国中央へ。水引の日本2大生産地のひとつだそうです。ご案内をしていただき、お勉強。
ランチは地元で人気の讃岐うどん屋さん地元で人気のお店で常に満席でした。つるっといただき、大満足
四国中央から今治市と広島県尾道市を結ぶしまなみ海道へ。展望台からの眺めは絶景でした
お天気も良くてポカポカ。気温23℃です。ベンチに座ってミカンジュースで旅行気分に浸りました(笑)
お宿の道後温泉へ移動 日本最古の温泉地でまったりです
3日目。
道後温泉から一路、四万十川へ。山間をゆったり流れる雄大な四万十川。北海道の大自然とはまた趣きが違う自然の絶景です
とにかく川が綺麗 空高くトンビが飛んでいるのも、また風情があります。
四万十川の沈下橋とは、橋が流されないように増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。不思議な感覚になりますね
お昼はこの四万十川で育った天然うなぎを堪能
そして、高知市へ。土佐のヒーローにご挨拶し、桂浜を散策。
夕食は、約60店舗が軒を連ねる屋台マーケットのひろめ市場約430席は満席に近いほど。豪快なカツオの藁焼きの出来立てや、うつぼの唐揚げ、日本酒のつまみで飲み〜どれもこれも美味しいし、気になるメニューが他にもたくさんだけど、お腹いっぱい
最終日。
土佐市へ移動。酔鯨酒造の土佐蔵にて、蔵見学です2018年に最新醸造設備を導入し建てられた酒蔵で、工程を丁寧にご説明いただき、その苦労を見せていただきました。ここでしか買えないお酒をしっかり購入
道路沿いには文旦がたわわにあちこちで、柿、みかん、文旦と地域ならではの果物が見れるのも旅行の楽しみですね
高知市に戻り、ファーマーズマーケットでランチとお土産。ここで、買ったみかんが甘くて甘くて、自宅で食べた主人は取り寄せリピしていました
旅の最後は、土佐国分寺さん。緑繁静閑な森の中、山門を入ると空気が変わります
西暦741年創建の悠久の歴史を抱いて凛とたたずんでいます。そして、なんと桜がビックリです十月桜という桜で、晩秋から冬の初めまで3分の1が咲き、残りの3分の2は春に咲く、冬桜の一種だそうです。何というタイミングでしょうお遍路さんの鈴の音を聞きながら、旅の終わりも祝福されたなぁと感じてきました