函館の歴史とともに歩んできた祈りの髙龍寺

先日、菩提寺の歴史ある高龍寺(Instagramはこちら)へ伺ってまいりました。冬囲いされているお寺を見れるのも、ある意味貴重です。
北海道指定文化財 涅槃図修復プロジェクトのクラウドファンディングリターンで、ご住職の貴重なお時間を占領させていただきました。
ありがとうございます✨
函館の歴史とともに
山門の前から高龍寺の歴史について解説してくださり、この寺が函館の歴史とも深く関わっていることを知りました。高龍寺の創建は1633年(寛永10年)。
当初は亀田の地に「亀田山高龍寺」として建立されましたが、洪水などの災害を経て、1879年(明治12年)に現在地に移転されました。
北海道では珍しい「伽藍配置」の構成も見どころのひとつで、山門から本堂へと続く空間の流れは、静かに祈りの世界へ導かれるような禅の美しさに感じます。
境内には
・本堂
・開山堂(臥龍廟)
・位牌堂
・防火塀
・土塀
・金毘羅堂
・水盤舎
・宝蔵
・鐘楼
・山門
など多くの歴史ある建物が残されており、10件が国の登録有形文化財に指定されています。
戊辰戦争の時代には、この寺が病院としての役割を果たしていたこともあったそうです。
函館の歴史を今に伝える場所でもあります。




本堂に足を踏み入れると、静かで荘厳な空間が広がります。
代々のご住職が高座に立ち、説法をされてきました。今回、ご住職がその高座に立たれた瞬間には思わず驚きました!

開山堂(臥龍廟)、位牌堂、防火塀、金毘羅堂、水盤舎など、見どころが次々と続きます。
羅漢堂とも呼ばれる開山堂(臥龍廟)の天井には「格天井」と呼ばれる美しい天井が広がり、升目の一つ一つに花や吉祥の絵が描かれています。極楽浄土の空を表しているかのような美しさ。永平寺の傘松閣の華麗な天井絵を思い出します。

神仏習合の面影
金毘羅堂、水盤舎があることからもわかるように、ここには日本の信仰の歴史である神仏習合の面影が残っています。
ここでは太鼓でお経(祈祷)をあげられるそうで、実演下さいました。

特別に案内していただいた空間
そして今回は特別に、普段は一般の方が入ることのできない場所へも案内していただきました。
禅師様やご住職が静かに休まれる空間。
そこには長い歴史の中で守られてきたプライベートで清らかかつ温かい空気が流れていました。
高龍寺には歴史的にも貴重な寺宝がたくさん残されています。
今回は松前藩の画家・蠣崎波響による「釈迦涅槃図」は北海道指定文化財を次世代へ繋げるための修復事業のリターンでした。これからもできることがあるならば是非とも微力ながら協力させていただきたいと思いました。
函館の歴史とともに歩み、多くの人々の祈りを受け止めてきた高龍寺。
大切な菩提寺です。
永井ご住職のご丁寧なご案内は、贅沢なツアーでした。あっという間でしたので次回は一日コースでお願いしたいです(笑)
お忙しい中、本当にありがとうございました。




