滝川市 興禅寺さまにて「源氏物語のお香作り」香座でした。

滝川市の曹洞宗 興禅寺さまにお招きいただき、お香の世界「源氏物語の練香作り」を開催させていただきました。

香座では、
平安時代までの日本におけるお香の歴史、
平安時代の時代背景(お風呂と陰陽師の関係など)、
源氏物語に登場する薫物(練香)について、
今回使用する香原料の香りの特徴と効能をご説明。
さらに源氏物語32帖『梅枝』で、主人公「光源氏」が愛娘である明石の姫君のために「黒方」を調合する有名な場面があります。『梅枝』では4人の愛する女性達にお祝いのお香を作らせて競い合わせるのですが、それぞれが作ったお香の種類から見えてくる考察もご紹介し、光源氏の心情にも思いをはせながら黒方を調合、成形します。
最後に練香をカジュアルに使える使用方法のご説明という濃厚な内容となりました。

皆さまの熱心なご様子がとても嬉しかったです。何度もお越し下さっている方や、初めましての方、笑顔をいただきありがとうございます。
今回は男性テーブルもあり、サクサクと成形されていたのも印象的でした(^^)
ゆるり熟成時間をおいて、格別な香りを楽しんでいただけたらと思います。

興禅寺さまはとても大きなお寺さまで毎月のように癒やしごと、寺カフェ、体操、コンサートなどなどたくさんのイベントを開催されているようです。この日も夜は、銀座『bar ToNma』で美味しいお酒の楽しみ方を追い求めている羽鳥氏を迎え、ちょっと深いお酒の話を聞きながら、蓄音機での音楽も楽しめるという素敵なイベントがあったようです。参加したかったぁ。地域の方々が羨ましいお寺様です(^^)

快晴に誘われて、お寺に伺う前に奈井江町の白山神社にお寄りしました。「霊峰白山には神仏が坐す」とあるように、白山信仰は神仏習合の象徴として知られているそうです。本殿の裏にまわると、歓迎されたようなとても気持ちの良い、甘く軽い空気に包まれてまいりましたよ。

イベントからの帰り道、いつものご褒美コーヒーフロートを飲んで帰ろうと走らせると空が広くて。
思わず車を停めてお散歩。橋の上から上流、下流側では違う表情。空気が澄んで秋の空ですね。